1.化学肥料・化学農薬の使用を極力削減し、健康な土作りを行う、人と環境に安心な栽培方法
2.自主検査により安心を確認。農薬を使用した場合、残留農薬が国基準の10分の1以下とする
3.栽培履歴および方法・検査結果などを公開する
ひょうご安心ブランド農産物(ひょうごあんしんブランドのうさんぶつ)とは兵庫県が独自に定めた要件を満たし、限りなく有機栽培に近い農法で作られた農産物のことを言います。認証を受けた農産物は兵庫県認証食品としてマークが貼付されます。
エコファーマーとは、平成11年7月に制定された「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律(持続農業法)」第4条に基づき、「持続性の高い農業生産方式の導入に関する計画」を都道府県知事に提出して、当該導入計画が適当である旨の認定を受けた農業者(認定農業者)の愛称名で、平成12年8月の「全国環境保全型農業推進会議(会長:熊沢喜久雄東京大学名誉教授)」に寄せられた応募の中から選ばれたものです。
「エコファーマー」の「エコ」は、エコロジー(生態学)に由来しますが、「エコマーク」「エコビジネス」など、環境にやさしいもの、配慮したものの象徴として広く親しまれている用語です。
また、選考の場では、仏教用語の「依怙(えこ)(神仏に依り頼むこと)」になぞらえ、自然や環境との調和を拠り所とするとする「エコ」もこれに通じる、あるいはエコファーマーに環境を「えこひいき」してもらおう、という声も聞かれ、全国環境保全型農業推進会議の場で全会一致で決まりました。
近年、子どもたちの自然体験が貧困になっていると言われています。自然体験の多い子どもは生活経験も豊かになり、家庭や学校が楽しいと答える割合が高く、体験と生活の満足度に関連性が見られることから、子どもたちに農林漁業体験や自然体験を通じ、地域の自然や文化への理解を促すことが大切です。
このため、兵庫県では、都市部、農山村部の区別を問わず、次代を担う子どもたちが、地域や学校における様々な学習機会により、「食」「農」「環境」「生命」「地域」への理解を深めるとともに、農林漁業体験等を通して、人間として生きる力やものの大切さを感じるこころを育むことを目的として、広く「学びの農」を推進しています。
県では、子どもたちへの農林漁業体験の機会を増やしていくため、体験指導者を養成しています。そこで、子どもたちに効果的な農林漁業体験を進めるため、子どもたちへの伝え方や学びの進め方、プログラムの作り方などについて講習会を実施しています。
この講習会の全課程を受講していただいた方を「学びの農」インストラクターとして登録しています。